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生産性の高い働き方をもたらす最も大きな要素は、働き手が感じる幸福度(ハピネス)にあります。日立は15年にわたる研究成果に基づき、働く人のハピネスをリアルタイムで数値化し、改善するためのテクノロジーを開発しました。スマホアプリを活用した「組織の可視化」と「改善施策」で、お客さま企業の働き方改革を支援します。

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変化に前向きな組織に必要な「従業員の幸せ」

 社会や経営環境が大きく変化するニューノーマル(新常態)においては、AIやデータ活用が主流となり、従来のようにマニュアルどおりに働くだけでは成功できなくなっていきます。企業のミッション達成に向けて組織を活性化し、イノベーションを創出するには、個々の従業員が創造的に「実験と学習」を繰り返し、自ら正しい道筋を切り開いていくことが重要です。

 そこで必要となるのは、一人ひとりが前向きな心を持ち、同僚や上司と信頼できる関係性を持って助け合いながら、諦めずに挑戦し続けることです。それは、生産性や創造性の源泉となる「働く人の幸福度(ハピネス)」そのものだといえるでしょう。

 幸せな働き方を実現するためには、個々のハピネスを科学的に計測(可視化)し、改善していくアプローチが必要です。このコンセプトを具現化するために設立されたのが、日立の“出島”組織となる株式会社ハピネスプラネット(以下、ハピネスプラネット)です。ハピネスプラネットは、無意識の身体運動から幸福度を計測するスマホアプリ「Happiness Planet」を活用し、一人ひとりの「前向きな心」と「信頼できる関係」を引き出すことで、幸せな働き方を支援し、企業経営を成功に導きます。

組織の状態を「可視化」

 組織を改善するためには、まず現状を客観的に確認することが必要です。ハピネスプラネットが提供するサービスでは、個人の前向きな心を表す、幸せになる力「心の資本」をアンケートで取得するとともに、それぞれの従業員が持つスマートフォンに「Happiness Planet」をインストールし、信頼できる関係、幸せにする力「ハピネス関係度」を計測します。

 計測はスマートフォンを1日1回3時間、服のポケットに入れるだけ。最短3日で終了します。電話やメール、他のアプリを立ち上げても計測に影響はありません。

 その結果をチームごとに集約すると、4象限の「人的資本マップ」上で組織の状態が確認できるようになります。心の資本とハピネス関係度が良好だと「挑戦」、両方が不良だと「無力」、心の資本が良好でハピネス関係度が不良だと「不安」、その逆は「受動」という状態だと分かります。これを見ることで、組織にどのような課題があり、何を改善すればいいのかが客観的に分かります。

“デジタルによる改善施策”で組織の成長を支援

 次のステップでは、見つかった課題に対する改善施策を検討します。前向きな心を示す「心の資本」を向上させたい場合は「Y施策」、信頼できる関係を示す「ハピネス関係度」を向上させたい場合は「X施策」に相当する改善施策を、ハピネスプラネットが提案します。これが“デジタルによる改善施策”です(図1)。

画像1: “デジタルによる改善施策”で組織の成長を支援

 デジタルによる改善施策は、スマホアプリ上で行う「チャレンジ宣言」と「コメント機能」を活用した施策で、お客さまの課題や目的に沿って柔軟に設定することができます。

 例えば、心の資本を向上させる「Y施策:HERO向上施策」では、道を見つける力や、自己効力感、レジリエンス、楽観性などのテーマの中から自分がチャレンジしたい目標をアプリで選択。朝と夕方に目標と成果に関する簡単なコメントを入力します。

 信頼できる関係を向上させる「X施策:FINE向上施策」でも、組織のフラットさや、即興性、熱意、平等さなどのテーマに沿ったチャレンジ宣言とコメントの入力をします。また、コメント内容をチームメンバーに共有することに加え、夕方には「ありがとう」の気持ちを伝えることで、チームの一体感醸成を図ります。

 こうした施策を実施しながら、定期的に組織の状態を「可視化」し、継続的な診断・改善へとつなげていきます(図2)。

画像2: “デジタルによる改善施策”で組織の成長を支援

組織マネジメントの課題解決をハピネスプラネットが支援

 「そんな簡単なことで本当に組織が活性化できるのか」「従業員に前向きな心や生きがいが生まれるのか」という疑問があるかもしれません。しかし、心理学や経営学では、日々の心がけや行動の積み重ねが、幸福感や業績に影響を与えることが示されています。「Happiness Planet」はそれらの学術成果に基づいて設計されており、すでにさまざまな実績があります。

 例えば、2018年以降に4回行われた公開実証実験(※)には、多様な業種からなる83社、延べ約4,300人のお客さまが参加。実験前後の「心の資本(前向きな心)」が3週間で約33%向上しました。これは、参加者が「Happiness Planet」を活用することで、高い幸福感を持ちながら自信や働きがいを持って働くことができたことを示しています。この「心の資本」向上を営業利益の増減に換算すると、10%の向上に相当することが分かりました。

 従業員一人ひとりの前向きな心を表す「心の資本」と、従業員どうしが信頼し合える「ハピネス関係度」が職場内に高い数値で存在し、さらにそれらが企業の経営方針と同じ方向を向いていることが成長する組織の条件となります。

 ハピネスプラネットはこれからも、組織状態の「計測・診断」と「改善施策」を一気通貫に提供し、持続的な幸せに満ちた働き方と組織変革を支援していきます。

※ それぞれ約3週間の期間で開催され、5人以上でチームを組むのが参加条件。チームごとの「ハピネス関係度」を計測して競い合い、日々「チャレンジ宣言」をして他の参加チームと共有した

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